お隣のおばあちゃんが、今日お引越をしてしまいました。
10年ほど前から一人暮らし、庭いじりをしながら路行く人に声をかけて、近所の人気者でした。
一緒にいろいろ冗談をいいあって、『あなたと一緒に笑いながらくらすのよ・・・』って、私が隣に越して来たことを本当に喜んでくれていたのです。
でも,去年の夏頃から近所に住む90歳のおばあちゃんが少しボンヤリするようになり、段々生活をするのが大変になってきた様子を見ていたバーバラは、少し遠くに住む息子さんの近くに引っ越すことを決心したのでした。
半世紀以上、この家に暮らしたバーバラ。裏庭にある大きな大きな松の木は、旦那さんと一緒にハイキングに行った山で抜いて来た、30センチにも満たない幼木だったそうです。
お向かいのヘレン、もうひとつお隣のルイーズおばあちゃんと一緒にバーバラを見送りました。
どことなくホットしたような顔のお嫁さん。私を抱きしめながら教えてくれました。
新しいお家は息子さんの家のすぐ近く、可愛いお家でお庭もあって、バーバラは庭いじりもできるわ。新しい家だから寒くもない・・・近くにはね,老人クラブもあるのよ・・・って。
今日は春を感じる一日でした。
次男坊を学校にお迎えに行くと,半袖で走り回っている子供達がいっぱいです。
夕方になっても暖かくて、子供達と庭仕事を楽しめました。
でも私が庭にいると、すぐにウッドデッキから声をかけてくれたバーバラはもういません。
でもね,本当、これが一番よかったのよね。
I love you, Barbara.... night, night...