今朝のご飯は,高校生の次男坊も大好きなチョコレートクロワッサン。
夕べのうちに冷凍庫から出しておくと、朝,フワフワに発酵して、オーブンに入れると美味しい香りが家中に広がる。
そんな香りにひかれて、いつもは寝坊気味な次男坊もご機嫌で起きて来た。
美味しそうに食べる子ども達をみながらメールチェックをした私に、そのニュースは飛び込んで来た。
次男坊の友人のママが亡くなったのだ。
彼女とは,子ども達の活動の中で出会った。
中学で初めて一緒になった子ども同士はとても仲良くしている。私も彼女と仲良くなりたいとおもった。
でも、彼女はいつも私によそよそしかった。
なぜだろう。と思うことはあっても,子ども達の活動の中で接点も多い。
彼女の私への態度は,明らかに他の人と違うような気がした。
英語がおぼつかない私にイライラしているのだろう。そう思って我慢する様にしようと思ったが,数年前のある一件を境に、私はもう我慢の一線を越えて、表には出さない様に努めていたけれど、彼女に対して不愉快の感情を持つ様になった。
そして、もう、彼女に自分から歩み寄ることをやめた。
子ども同士は仲良くしてる。親まで仲良くなくてはいけないことなどない。
そう自分に割り切るようにしむけた。
活動の中で,次男坊の同級生は彼だけ。
本来なら同じ年の母親同士、一緒に活動して、そのチームを盛り上げていきたかった。
でも、できない。
仕方がない、イライラしながらも、そう諦めていた。
そして、そのイライラが悲しかった。
そんな彼女の訃報が今朝飛び込んできたのだ。
なにも知らなかった。彼女が長年病を抱えていたことも,お子さん達がその病を持つ母親と一緒に頑張っていたことも。
次男坊に聞くと、彼は二ヶ月前に、友人である息子さん本人から聞いたのだとか。
次男坊を送る車の中で,初めて涙がでた。
お母さんがいけなかった。あんなに嫌わなければよかった。
どうして,お母さんにあんなに冷たいのだろう。どうしてお母さんをあんなに嫌うのだろう。って、お母さんは自分の気持ばっかりおもってしまったけど、気持を閉ざさなければよかったのだ。
いろいろな思いがあったのだろうに、自分を嫌う人にどうして? なんて思って怒るのはいけないね。誰でもひとそれぞれ何かかかえてるのだろうから、怒らないでそういう人もいるよね。。って流せばよかったのに。
あなたも,お母さんが嫌ってるから,話題にもできなかったのだろうね。
ごめんね。
そう伝えながら涙がとまらなかった。
私は,なんて未熟な人間なのだろう。
自分の未熟さが情けない。