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2011年4月11日月曜日

Teenager の車の運転について

 
 今我が家の大切なお兄ちゃんは16歳。
16歳の誕生日と一緒に車の運転の仮免許を受け取り、今 ドライビングスクールの講習を受けながら、免許をとる日を楽しみにしています。
 私は親として心配でたまりませんが、彼の気持ちを尊重して、ただ信頼して見守っているところです。

私達親子は,この週末、Teenager の車の運転について、子供達も保護者も互いの常識を確認し合おうという運動 
http://www.apromisetoadam.org/ の話題から,随分いろいろな事を話しあいました。
 子育てにはいろいろな段階があって、幼い子供達は幼いなりの問題が、そして大きくなれば大きい子供達の問題があると、本当に思うのです。
楽しそうに、誇らしげに車の運転の練習をしているお兄ちゃんをみると、私は親として複雑な気持ちになります。

 事故を起こして被害者になる可能性とおなじくらい、加害者になる可能性も大きいということ。お兄ちゃんが車の免許を持つまでに、私はいろいろなことを彼と話していきたいと思っているのです。



償い

作詩・作曲:さだまさし


 月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
 必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
 仲間はそんな彼をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと
 飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

 僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だけ
 たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
 配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に
 ブレーキが間にあわなかった 彼はその日とても疲れてた

  人殺し あんたを許さないと 彼をののしった
  被害者の奥さんの涙の足元で
  彼はひたすら大声で泣き乍ら
  ただ頭を床にこすりつけるだけだった
 
  それから彼は人が変わった 何もかも
  忘れて 働いて 働いて
  償いきれるはずもないが せめてもと
  毎月あの人に仕送りをしている


 今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た
 しゃくりあげ乍ら 彼は一通の手紙を抱きしめていた
 それは事件から数えてようやく七年目に初めて
 あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り

 「ありがとう あなたの優しい気持ちは とてもよくわかりました
  だから どうぞ送金はやめて下さい あなたの文字を見る度に
  主人を思い出して辛いのです あなたの気持ちはわかるけど
 それよりどうかもう あなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」
 
  手紙の中身はどうでもよかった それよりも
  償いきれるはずもない あの人から
  返事が来たのが ありがたくて ありがたくて
  ありがたくて ありがたくて ありがたくて
 
  神様って 思わず僕は叫んでいた
  彼は許されたと思っていいのですか
  来月も郵便局へ通うはずの
  やさしい人を許してくれて ありがとう
 
  人間って哀しいね だってみんなやさしい
  それが傷つけあって かばいあって
  何だかもらい泣きの涙が とまらなくて
  とまらなくて とまらなくて とまらなくて

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