和裁を勉強していた頃、三つ身のゆかたをつくりました。20数年前、今は着物がブームのようですが、そのころはどのデパートの呉服売り場も小さくなって、元気がなかったように思います。
そんな時でも日本橋高島屋の呉服売り場は華やかで、着物の柄を見て歩くのがとても楽しかった事を覚えています。
夏も終わりの頃、そんな売り場の片隅で、安売りになった子供のゆかたの生地をみつけました。手まりの柄がかわいらしく、いつか娘が生まれたら着せてみたいと思って買いました。
それから年月はながれて もう誰も着る事もないかと思いだした頃、思いもかけず娘に恵まれました。
箪笥に眠る事20年、ようやく日の目を見た夏でした。
箪笥に眠る事20年、ようやく日の目を見た夏でした。
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