「地震で揺れる心を開く会」
東北太平洋沖地震で地元や家族・友人が被害にあわれた方もそうでない方も、同じ日本人として胸がひきさかれるような思いをされたことと思います。
地震の大きなショックが去って、身内の安否がわかり、被災地のたいへんな現状が刻々と明らかになるにつれ「無力感」や「脱力感」が襲ってきていませんか。日本から遠く離れ、人々が苦しんでいるのに何もできないこと、自分だけが平穏な暮らしをしているような気がすること、日本人でない周りの人が普通に暮らしていることや理解のないことにむやみに傷つくこと、皆が色々がんばっているのに自分は何も思いきってできないこと、核の恐怖にさいなまれること。
地震で大きく揺れてしまった心を一度開けて話すことが大切なときかもしれません。以下の日程で「地震で揺れる心を開く会」を開催します。身内が被害にあわれた方でなくてもどなたでも、今回の地震で経験したことを一緒に話しましょう。臨床心理の専門家たちが会を進行します。途中の入出も大丈夫です。
3月19日土曜日の朝9時半から12時までボストン日本語補修校C317教室
「地震と津波はどうして起きるのか。-学んで現地校へ持ちかえろう」
3月19日(土)12時半より2階レクチャールームにて、小学校高学年・中学生を中心としたの子供たちのために「地震と津波はどうして起きるのか」について学ぶ機会を用意します。
これは子供たちが今回日本に起きた災害の仕組みを科学的にを正しく学び、それを現地校に持ち帰り自らがアメリカの子供たちに伝えていくことによって、お互いに学ぶ機会にできるようにと企画されたものです。
現地校では日本だけが地震や津波がおこるようにからかわれる事件も出ています。
子供たちが学び、現地校に知識を持ち帰ることで後日の募金などのPTA活動につなげていただければと思います。
(講師略歴)
是永淳:東京大学理学部地球物理学科卒業。同大学院で修士号を取得後、PhDコースのため渡米。マサチューセッツ工科大(MIT)にて博士号を取得。カリフォルニア大学バークレー校Miller Fellowを経て、現在イェール大学(Yale)地球科学科教授。専門は地球内部ダイナミクス、地震学、および惑星物理。「生命の起源と進化を支える惑星環境」の観点から、主に地球型惑星の進化・変動について様々な研究をしている。
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