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2009年1月25日日曜日

次男坊の帽子


 お兄ちゃんは正に惣領の甚六。今まで私が作った物も随分なくしました。手に負えないくらい汚してしまってもあまり気にしません。
 でも次男坊は、ヤッパリ次男坊。ようやく編んでもらえたと思たのか、随分小さい頃に編んだ帽子を大切に使っていました。身体も大きくなった分、まるでお椀をひっくり返したような、不格好な赤い毛糸の帽子です。

 そんな帽子を、この週末なくしてしまったのです。寝てしまった彼を運んでいるうちに、どこかにおき置き忘れてしまったようでした。
 月曜日の朝、学校の支度をしていたら帽子がありません。まさにパニックです。どうにか、家にあった古い帽子をかぶらせて送り出しましたが、泣き泣き遅刻して行きました。

 あまりにもかわいそうだったので、家にあったRed Sox のフリースを使って帽子をつくりました。
 長方形に切ったフリースを縫い合わせて、耳の周りを折り返し、上の部分を糸でしぼって、はさみで切ってポンポンにした簡単な帽子です。

 早速もってお迎えに行くと、「Finally!!」と言ってすぐにかぶると、真っ白な校庭に走って行きました。嬉しそうに駆け回る次男坊を見ていると私の方こそ嬉しくて、幸せな気分に浸っていました。

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